五穀豊穣と天下泰平願い、山野に響く川上祭(サンヤレ祭)〈今津町〉

毎年、湖西最の初春祭りである川上祭が4月18日、今津町平ヶ崎馬場で行われました。囃子やサンヤレなど、古くから祭りの様式を伝える民族資料として評価も高く、昭和63年には県の無形民俗文化財に選ばれています。                                                     祭は、酒波の日置神社と北仰の津野神社で、長さ約20メートルの大幟〈おおのぼり〉2本と神輿が輪番でだされます。中間のお旅所の馬場に向かい、大幟と子どもが持つ小幟が待つなか到着し、神輿渡御、流鏑馬、大幟巡行、サンヤレ踊りと続きます。囃子の「サンヤレ」は、古代日本人の習俗で、身辺に生ずる悪霊を恐れ、起こる罪を逃れようと、祖先の善霊に助けを求め祈ったとされ、「サン」は「さあ」、「ヤレ」は「はらえ」にあたるといわれています。また、「幸いあれ」「山野に礼」の意味もあるともいわれています。 子どもたちは、小幟を激しく野に叩き、飾りを地面に落とします。                                    今年は、前日の天候とうって変わっての快晴のなか、大太鼓や小太鼓、鐘で囃す化粧した子どもたちと“サンヤレ”の掛け声が山野に響きました。 (今津)                                   

大幟が馬場を巡行





 

 

                                                                  

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