海津・西浜の湖岸約1.2キロにわたって続く石積みをはじめ、海津・西浜・知内の水辺景観が、滋賀県で2番目の国の重要文化的景観に指定されました。特に、海津・西浜の石積みは、西浜村の記録によると、元禄15年(1702年)、たびたびの大波あり家屋や街道が被害を受けたことをきっかけに、当時の代官西與一左衛門の尽力によって築造されたと言われています。また、別の記録によると、海津の石積みはこの頃にはすでに築かれていたとされ、江戸時代中期には、ほぼ現在に残る景観が完成されていたものと思われ、今もその役割は重要で、しっかりと海津・西浜の町並みを守っています。この指定をきっかけに、多くの人が訪れ、長年にわたり受け継がれてきた人の営みを再発見、再認識されています。
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