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だより

2023.04.26

病を超えて85歳のピアノ発表会

清水三郎さん(31卒・取手市在住・今津町出身)
子供の頃から憧れていたピアノを、46歳から習い始めた。

現役の機械屋で多忙な仕事の日々を送りながら、休まず鍵盤に向かった。
30年間の言い知れぬ努力の末、76歳の時、ふるさと琵琶湖畔のホテルで
リサイタルを開き、大きな話題となった。

その後、脳梗塞、心筋梗塞などの大病に見舞われた。大手術を超えて生き抜き、
ばね指なども患うなか、9年余のブランクを経て再びレッスンを始めた。

そして遂にこの度、2023年4月1日、ピアノ教室の若い生徒さんたちに混じって、
発表会のステージに上がった(取手ウエルネスプラザ多目的ホール)。
曲目は「荒城の月」「知床旅情」の2曲。大好きなピアノとともに歩んだ
半生に新たな1ページを加えた。

「目標を持って生きる」ことの大切さ、そして、そのように生きている人は、
たくさんのいい出会いに恵まれることを実感している。

因みに、次の目標は「米寿コンサート」ですねとの問いかけに、
出来そう、と笑顔の返事でした。


2023年4月     (文責・初鹿光子、昭37卒)

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